僕の左隣の人の旦那さんが。
や、釣りでごめん。
こんなことは滅多にないので、記念に書きます。
写真は、オフィスで何かとお世話になっている方の旦那さんが、芥川賞の候補に選ばれたとの知らせ。
存じ上げている人で、しかも献本も頂いた方が芥川賞の候補になるなど今生にあって初の出来事だけに、知らせに大いに驚き、ここに書き付ける次第。
<芥川・直木賞>候補決まる 楊逸さんら13人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080107-00000011-mai-soci
芥川賞候補者の中山 智幸さんという方が、件の候補者であり、僕やオフィスの同輩を沸き立たせた人。「空で歌う(群像8月号)」が候補に選ばれました。2月にはこの作品ともう一作を加えた単行本が出るそうです。
ヤフーニュースや
毎日jpの記事では、楊さんらについて言及されているけれど、中山さんの地元・九州の新聞では、その名で大見出しが立ったそうです。
芥川賞候補に鹿屋市出身・中山さん
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=8535
第138回芥川、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が7日付で発表された。鹿屋市出身で横浜市港北区在住の中山智幸さん(32)の作品が芥川賞候補に選ばれた。
さすが地元ですね。
で
芥川賞をこんなに身近に感じたことに興奮し、大変盛り上がりました。
「中山さん! この前いただいた本に、ぜひ、イラスト入りでサインしてください!!」とかいって。
落ち着けと。
いやしかし、もしも、イササカ先生が文学賞を獲ったら、サザエさんちもこんな感じで盛り上がるんだろうなというのは、想像に難くないです。
別にすごいことになった当事者でなく、どっちかっていうと外野に位置づけられる人々なんだけど、インパクトがデカイのと、祭りがあると一緒に騒ぎたくなる性質が作用して、間近で様子を見ているだけでご飯3杯イケちゃう。みたいな。
おかしな話ですけど。
ちなみに以前頂戴したのは、『さりぎわの歩き方』。
「あ、今、青春というものが終わったな」と感じる一瞬を追体験するような本です。こちらは2005年に、第101回文學界新人賞を受賞しました。
伝え聞くところでは、中山さんは普段はフルタイムで仕事をしていて、そちらのほうでも十二分に忙しいのだけど、さらにその後、寝る時間を削って執筆活動をしたそうです。
今回芥川賞にノミネートされた『空で歌う』もそうして書かれたのかな。フルタイムで働きつつ、文筆でも名を立てるとは、どんなことを考え、実践すればできるのか、ちょっとうかがいたいものです。