なんにつけても、カワイイとかセクシーというのは重要です。
そのキャラクターやキャンペーン、または商品が盛り上がるかどうか、その命運を左右することもあります。
20年位前、商業デザインを勉強しているときに、一線で活躍していたプランナー(誰だったか忘れたけど)がこう言っていました。
「私はプランニングの際に、かならず気をつけていることがある。
それは、そのプランが最終的にセクシーか。ということだ。」
そうそう、無駄なく明快に答えを導き出した数式や、合理的なプログラムコードを「エレガント」と評することもありますね。
つまりそれらは、用を成すのはもちろん、その上に魅力をも兼ね備えているわけです。
さて、カワイイと言わせるには十分な記号をすでに身につけているのに、さらに尻の割れ目がなまめかしいクマがおります。
東京ガスの火グマ・パッチョです。
▼
東京ガス:ガス・パッ・チョ!
「HOME」から「ガス・パッ・チョ!ムービーはこちら>>」を再生すると確認できます。
セクシーなことは重要です。
しかし、このクマの尻を見たとき、僕は非常に違和感を覚えました。
セクシー過ぎです。
突出しすぎて、その加減に無駄すら感じられます。
無駄にセクシー。
そしてもう一つ、「問題は割れ目だけではない」と脳内より呼びかける声がします。
違和感は、そこだけ何か違うもののパーツが当てはめられたような感じから、発せられているのです。
でも、なんなのだろう?
一晩悩んで、目覚めと共に気がつきました。
「はっ!
尻尾がない!!」
そうです。そうなんです。
あのクマには尻尾がないんです。
絵のバリエーションによっては、尻尾があるようなカットもありますが、
尻尾じゃありません。
火です。
たぶんオナラに着火した(発展途上な時代に誰もが試すアレ)場面でしょう。
臀部だけに注目すると、クマというより、人の尻なんですね。
つまり、全体的にクマだけども、尻だけくりぬいたように、“中の人”の体の一部が見えている。
そう理解すると、違和感もすっきりします。
クマにハアハアするなんて、俺、どうしちゃったんだろう?って心配になったけど、これで一安心。
関連リンク:
無駄にセクシーといえばこの方。いや、無駄にエロいというべきか。
▼
*LOVE IS DESIGN*ちなみに、「
無駄にエロイ男」として、
otsuneさん登場。
全体的にタラコだけども、顔だけくりぬいたように、“中の人”の体の一部が見えている。
▼
たっぷりたらこ
全体的にゴジラだけども、尻だけくりぬいたように、“中の人”の体の一部が見えているキャラが、カギを握るアニメ。
▼
映画クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃