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| 2016.07.25 Monday | | - | author : スポンサードリンク |

隣のビルの人たちが、やたら美人揃いに見える件。

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ビルとビルの間隔が狭いせいで、窓がちょうど同じ位置にあると、お互いのオフィスの中が見えてしまいます。
普通はブラインドを下げて目隠しをするんですが、どういうわけか我社の片一方の壁面にある窓には、ブラインドがありません。

お隣のオフィスはブラインドがあるんだけど、遮蔽しないようになっています。スリット状にお互いが見える状態です。

もしあちらの人とうっかり目が合って、見ていると思われるのは感じが悪いので、極力お隣のオフィスは見ないようにするんだけど、動いているうちにどうしても視界に入ってしまうことがあります。
すると不思議なことに、その窓越しに垣間見える会社のスタッフさんたちが、とにかく美人揃いに見えて仕方がない。

最初は、美人だけを選り好みして採用したのか、世の中に美人が増えたのか、なんて考えましたが、もしかするとその原因は、ブラインド効果かもしれません。



たとえばご飯を食べる場合、お腹がすいているときと、お腹いっぱいのとき、どっちが美味しいと感じるかといえば、もちろん空腹のときですね。ビールは喉が渇いているときほど美味しく感じます。
この「適度に不足している」状態というのは、その後に受け取るものの満足感を押し上げる効果があります。

ブラインドは見えるものを遮っているのだけど、全体の70%くらいが見えています。
具体的には、エレガントなウェーブを描く髪と、くっきりとした眉毛、光をたたえた瞳が見えている。ただし、輪郭線や鼻すじの線の一部がブラインドで欠けるので、顔立ちは「本当はすべて見えていない」のに美しいシルエットを描いていると印象付けられます

この「印象付けられる」がポイント。

つまり「わー、雰囲気のある人がいるなあ」と興味を惹かれたものの、30%くらいの情報は手に入りません。そこを見た事実、すなわち髪の毛や瞳の様子と、自分が脳内で補完した像とをごちゃ混ぜにして認識してるのです。ちなみに脳内補完している部分は、理想形に近いものを想像しているので、勝手に3割り増ししている場合があります。


この「全部見せない」を応用したものは、いろいろなところにあります。
たとえば、ある角度から顔の一部を隠すように、ツバ広の帽子を斜めにかぶる方法や、片方の目に前髪がかかるようにしたヘアスタイル。
隠されたところが気になって、目が行きます。

逆に隠すことで、露出した部分のありがたさをアップさせるものもあります。
スカートやボトムとハイソックスの隙間に腿の一部を露出させた、いわゆる絶対領域なんかはその好例です。

有効利用すると、なにかを攻略するときの武器として使えそうです。



ところで、こうした現象には悲しいことが2つあります。

一つは、そういう構造なんだとわかっていて、実像とは違うものだと理解していても、気になって釣られてしまうこと。
いってみれば、メスと同様のフェロモン臭におびき寄せられ、偽者だと分かっていても引っ掛かってしまう虫とか、侵入者に体当たりする性質を利用されて友釣りにされてしまう鮎とか、「おまえ、わかっているだろうに、どうして…」な物悲しさですな。あれを他でもない自分自身に感じます。

もう一つは、脳内補完は留まる所を知らないので、その乖離により引き起こされる悲劇です。
あまりにも美化や期待が高じてしまうと、実物を目の前にしても気が付かなかったり、見なかったことにしたりするのです。

それが相手に伝わってしまったときの新たな悲劇といったら、そりゃもう心が痛すぎる。

「あなた、まんが好きだったの?! ヲタじゃん、キモッ!」
「す、すみません」

「外人かと思ったら、ニセモノじゃんか!」
「あ、アイムソーリー」

「合コンに使えるかと思って呼んだのに、女の子のコネクションがないってどういうこと!」
「ナンパできないんだよぅ」

嗚呼、方々が「イメージが壊れた」という想像上の俺ってどんな姿なんだろう。
わからないんだけど、どうせ壊れるなら、灰燼に帰すまで徹底的に壊れてしまうが良いさ!!
あーっはっはっは!!

その成れの果てがここにいます。


| 2006.12.26 Tuesday | 13:24 | 余談ですが 08 | author : チチ |

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